緑色の子供!?ウールピットの怪奇事件とは!
皆さんは緑色の肌を持つ人に出会ったことはありますか?今回は12世紀半ばにイングランドで発見された緑色の肌を持つ兄弟の伝説について触れていきたいと思います。
12世紀半ば、イングランドのサフォーク州の人口2000人程度の小さな村で緑色の肌を持つ幼い男女が発見されました。村の名前はウールピット。ウールピットの名前はオオカミを捕獲するための穴「ウルフピット」からきており、このオオカミ捕獲用の穴の中から出てくる緑色の肌をもつ幼い男女が目撃されます。2人の子供は村人が理解できない言葉を話し、奇抜な服装をしており、その服は未知の生地でできていました。そして奇妙なことに肌の色が完全な緑色だったそうです。村人たちは彼らを保護しましたが、どのように対処すべきか迷い、地位と教養を持つ地元の騎士であるリチャード・ド・カルン卿の邸宅へと連れて行きました。
リチャードは2人の子供の肌を調べましたが、緑色は消えなかったそうです。また 2人の顔は一種の人種のように見えたそうです。
リチャードは子供達がお腹をすかしていると思い、パンと果実を振舞います。しかし二人は食事に興味は示しましたが、結局手を付けることはありませんでした。その後、子供たちはリチャードの邸宅にて6日間過ごすことになりましたが、子供たちはその間何も食べず弱っていったそうです。ある日リチャードのもとに収穫されたそら豆が届けられると、子供たちはそら豆に興味を示しました。それから彼らはようやくそら豆を口にしましたが、そら豆を生のまま茎からむしって食べていたそうです。
子供たちが発見されてから一か月がたった頃、子供たちは少しずつウールピットでの生活に馴染んでいき、一般的な食事を口にするようにもなりました。それに伴い肌からは緑色が失われていったそうです。しかし病弱だった少年はほどなく原因不明の病気で亡くなってしまったそうです。その後少女の方はアグネスと名付けられ、その後もリチャードの家で使用人として暮らしました。そして言葉を話せるようになると、曖昧ではありますが彼女は自分たちがどこからやって来たのかを話し始めました。
「私たちは黄昏のように太陽の昇らないセント・マーティンという土地の住人でした。私たちはここにどうやって来たのか覚えていません。」
またどのようにしてウールピットに来たのかを聞くと、彼女はこう答えました。
「ある日、私たちが畑で牛の群れに餌を与えていたとき、教会の鐘が鳴るような大きな音を聞きました。恍惚とした気分になり、風に追われるように畑の近くにある洞窟に入りました。そして気がつくとウールピットにいたのです。」
その後亡くなった彼女は、一緒に来た少年の隣に埋葬されました。

さてここからはこの二人がどこから来たのか、提唱されている説をいくつか紹介していきます。
地底世界説
これは二人が大きな穴から見つかったことから二人は地下に住んでいたのではないかと考える説です。また二人の肌が緑色だったのは光が欠如していたからではないかとも考えられています。
宇宙人説
これは二人が奇妙な服を着ていたこと、そして二人が緑色の肌をしていたことや理解できない言語を操っていたことから唱えられた説です。また緑色の肌で子供の姿という点から緑色の肌をした小さな人型の宇宙人「リトル・グリーン・マン」と紐づける考えもあるようです。しかし1950年代の空飛ぶ円盤に関する報告により、「リトル・グリーン・メン」という言葉が使用された点や現在では光沢のある銀色の肌を持つ「グレイ」が宇宙人のイメージとして一般的になったため、この説の信憑性は低いです。
最後に一番信憑性のある説を紹介します。
移民説
昔のヨーロッパではそら豆が死者への捧げものとして扱う風習があったそうです。さらにそら豆を食べ続けると中毒を起こすことがあり、中毒を起こすと肌が緑色になるそうです。また急性腎不全になると最悪死に至ることもあります。内戦が続いていた当時のヨーロッパの時代背景から考えると、子供たちの肌が緑色だったのは十分な栄養のある食事が得られなかったため、理解できない言語を話していたり、不明な点が多かったりなどの話は、子供たちが移民だったからということで合点がいきます。
この話には様々な憶測があります。時代背景から推察すると最後に紹介した説が一番信憑性があると思いますが、皆さんはこの話本当だと思いますか?
皆さんの意見や考察をぜひコメント欄で教えていただけると嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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